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RPA、ときどき雑記

【RPA】WinActorを無料体験する方法:セミナー情報

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先日のエントリーで、UiPathを個人で体験する方法について触れました。

www.rpahowto.com

 

RPA製品は、個人での利用・試用する環境が十分に整っていないのが残念なところですが、その中でUiPathは、個人利用については無償でDL可能という非常に太っ腹な対応をしています。

ちなみに、UiPath以外にも、WorkFusion社のRPA Expressなど無償利用可能なRPAツールは存在しています。

www.workfusion.com

 

 

では、国産ツールであり国内RPAシェアNo.1の「WinActor」を試してみたい!という人はどうすればよいのでしょうか。

 

 

WinActor®とは

>WinActor®は、現場フレンドリーな業務改善を実行するパートナーです。
>業務の手順を「シナリオ」として記憶し、同じ操作を何回でも繰り返し実行することができます。
>2010年にNTTの研究所で生まれた純国産RPAツールであり、金融業から物流・小売業と幅広い分野の3,000社を超える企業に導入されています(2019年3月時点)。

(NTTアドバンステクノロジ社HPより)

 

WinActorは、公式情報にもある通り導入企業3,000を超える、国内RPA市場シェア1位の製品です。

UiPathが国内で900社(2019年3月時点)ということを考えると、そのすごさが伺えます。 

 

コーディング不要で自動化を実装可能で、日本語対応していることもあり、RPAツールの中でも技術の取得が平易です。

NTTグループ製という安心感もあり、ここ2年ほどで爆発的にヒットして、多くのユーザに利用されています。

winactor.biz

 

 

WinActorは個人で利用できるのか

まず、残念ながらWinActorはUiPathのような無償開放は実施していません。

(これはWinActorがダメというよりはUiPathがすごい部分ではありますが)

 

もう一つ残念なことですが、WinActorは個人利用を想定していない、法人向けの製品となります。

 

そのため、個人レベルで申し込んで試すようなことは、基本的にはできません。

※また、仮に購入するとしても、シナリオ(WinActorにおける自動化プログラム)を作成できる「フル機能版」というライセンスは年額90万とかしますので、個人では手が出せないと思います

 

WinActorを試す場合は、法人に属するメンバーという立ち位置から、試用できる場に参加して行くことになります。

 

WinActorを試せる場面【無料のみ】

展示会などのイベントで見たことがある方もいるかもしれませんが、WinActorに触れるハンズオンセミナーのようなものは、各地で開催されています。

自宅でじっくり学習、というようなものではないですが、まずはこれに参加するのが近道でしょう。

 

また、イベントによってはお土産として自身のPCにトライアルライセンスをインストールさせてくれるものもあります。

※トライアルライセンスは初回起動から30日間の有効期限があるので注意

 

なお、しっかりした研修もセットになった「有償トライアル」もありますが、これも企業として申し込むものですので、今回の記事では割愛しています。

 

NTT-AT公式セミナー

WinActor開発元のNTT-AT社でも公式の体験セミナーを開催しています。

もちろん無料ですので、ロケーションが合致するのであれば、参加してみるのがよいでしょう。

winactor.biz

「持参したPCに無料体験版をインストール」とありますので、引き続きセミナーでの体験後もWinActorを利用することが可能です。

 

代理店主催セミナー

各代理店でも、営業活動の一環として、無償セミナーを開催している場合があります。

それぞれ申し込みの条件や制約などがありますので、申し込み前に確認を忘れないようにしてください。

 

①IIMヒューマン・ソリューション社

30日の体験版と、体験版利用中の操作フォローがお土産になったセミナーです。

質疑応答もしっかり時間が確保されていますが、「1社2名まで」の条件があり、法人としての申し込みを前提にしています。

www.iimhs.co.jp

 

②SCSK社

お土産の明記はありませんが、やはりPC持参を前提にしていますので、30日ライセンスがインストールさせてもらえます。

1回あたり8名までと、枠が多くないので申し込みには注意が必要ですが、逆に厚いフォローが期待できますね。

 

www.scsk.jp

 

③CTC-SP社

こちらも、自身のPCに30日ライセンスをインストールさせてもらえます。

また、大阪や名古屋、福岡など各地域で開催されているのもメリットがあります。

www.ctcsp.co.jp

 

④ヒューマンリソシア社

こちらも仙台から沖縄まで、各地域で無償セミナーを開催しています。

ただし、主催者側が用意したPCで実施されるため、お土産ライセンスがもらえませんので注意してください。

resocia.jp

 

⑤日本ファイナンシャル・エンジニアリング社

こちらはかなり特典が手厚いです。

・学習シナリオのプレゼント
・WinActorの体験版(30日)
・次回参加セミナーの50%割引き特典
・RPA書籍プレゼント
・個別無料相談チケット(1回分)

www.jfe.co.jp

 

 

まだまだ無償セミナーを開催している代理店はありますが、これだけの数があると、WinActorの代理店同士でもシェアの奪い合いが激しいことが伺えますね。

人気商品の辛いところでしょうか。

 

補足

ここまで読んで、「色んなセミナーを回って無償ライセンスを毎月もらえば、半永久的にWinActorがタダで使えるのでは?」という悪知恵が働いた方もいるかもしれません。

WinActorの試用版は1つのPCで1回のみしか使えないように制御されていますからね!

悪いことはできませんよー。

 

 

また、前述の通り、WinActorは法人向け製品ですので、「個人で試してみたい」としても、原則、上記のセミナーには法人として申し込む必要があります。

会社に研修を受けに行くような形で、断りを入れて受講するようにしてください。

(私としても、「冷やかし」を助長するための記事ではありません)

 

WinActorの使いやすさは間違いはないですから、他のツールのユーザの方も是非、まずは一度触れてみてください。

※一般ユーザー向けの易しいインターフェースであるために、バリバリのエンジニアの方にとっては、ちょっと窮屈に感じるかもしれませんが・・・

RPAは「雇用を奪う悪魔」?:システムの本質と取り得るアクション

【RPAとは?という方向け参考リンク】

今さら聞けないRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の基本 | AIとの違いやメリットを徹底解説 - RPA | ボクシルマガジン

マンガで解る!業務効率が激変するRPAとは | UiPath株式会社

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とは?基本から導入の進め方までまとめて解説 | RPA 国内シェアNo.1 「WinActor(ウィンアクター)」|NTTデータ公式サイト

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RPAがまだ定着していない分野向けにお話をした際、フリートークの時間に、一人の参加者の方とRPAというものの存在是非について少し議論しました。

先方も喧嘩をすることが目的ではないのでオブラートに包み、慎重に言葉を選んでくださいましたが、言いたいことを端的に表せば「あなた達はRPAという、雇用を奪い、失業を拡大させるような仕組みを広げようとしているんじゃないのか。」というところです。

 

双方ヒートアップしないよう議論を重ねた結果、「理解」はいただけましたが、「納得」まで得られたかは自信がなく、力不足を反省しています。

 

 

RPAは神?悪魔?

RPAは神でも悪魔でもなく、人間の行っていたルーチンワークをロボットに置き換える「ツール」です

これには以上も以下もありません。

 

別の記事でも言っていますが、ルーチンワーカーは遅かれ早かれ、技術革新で淘汰されます。

そしてその大きな転換期が、RPAによってもたらされたに過ぎません。

 

仮にRPAブームが来なくても、数年のうち(どんなに遅くても10年以内)にはAIが本格的に世間に浸透します。

その暁には、ルーチンワーカーに限らず士業まで含めたより多くの職種で、激減した枠を争う椅子取りゲームが始まるというのは、あらゆるところで議論されている通りかと思います。

 

「システム」ってなんだっけ

今回の冒頭の話での議論には、システムというものの本質の捉え方が重要でした。

 

 

業務上利用されるシステムというものはRPAに限らず、根本的な目的としては、人間の作業を自動化・省力化を目的として存在しています。

 

手紙を郵送するリードタイムを待てないから、電子メールでやり取りする。

毎回メールに同じ宛先を大量に打ち込むのが面倒だから、メーリングリストに一本化する。

振込の度に銀行に足を運ぶ手間と待ち時間に堪えられないから、インターネットバンキングを利用する。

大量のクレジットカードや銀行口座、電子マネーの動きを把握するのが大変だからマネーフォワードに登録する。

 

そして、業務システムの利用上、繰り返しするだけの単純作業を人間にやらせるのはもったいないから、だけどシステム開発・改修はお金も時間もかかるから、RPAで自動化する。

 

本質的には、RPAが求められる背景は他のシステムと変わりはありません。

 

自動化、省力化という「目的」があり、その実現の「手段」として、他のシステムやツールと平行して、あるいはミックスして存在する、最新の選択肢の一つです。

ただそのもたらす効果がドラスティックであるために、「RPAの導入で○○銀行は××万時間削減!」などと良くも悪くも非常に目立つことになりました。

その結果、あたかも「雇用を奪う悪魔」であるかのように言う界隈が出てきてしまったんです。

Excelのマクロや勘定奉行やSAPに向かって、「悪魔!悪魔!」と言ったりしませんよね)

 

 

そもそも、世界でもRPAは拡大している(しかも日本より先駆けて)わけですから、感情論でRPAを抑制するような流れになるなら、競争社会から取り残されるだけです。

「雇用が奪われるの可哀想!」というのは、資本社会の世界では残念ながら通用しません。

 

 

RPAが加速するDX

RPAは、1ツールでありながら、DXの実現に爆発的な推進力を与えています。

 DX:デジタルトランスフォーメーションDigital transformation)=「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念

 

(私自身がその時代を経験していないのですが、)RPAによる劇的な働き方の変化は、PCやオフィスソフトの爆発的な普及によっていわゆる「お茶汲みOL」が激減したこと似た流れなのではないでしょうか。

 

以下のリンクのベストアンサーがとても分かりやすかったので、参考に貼っておきます。

昔のOLの仕事 お茶くみ・コピーの他には? -その昔、男女雇用機会均等- その他(ビジネス・キャリア) | 教えて!goo

 

結局どうしたらいいんだよって話

じゃあ結局「RPAという強者の台頭の中で、弱者たるルーチンワーカーは淘汰されるのを待てと言うのか」と言われそうなんですが、結論としては、何もしないでいるならば、YESです。

 

www.orangeitems.com

先日も引用させていただいた記事になってしまいますが、

 >・正規職員が減り非正規職員が増える(現在)
 >・繰り返し仕事がRPAに置き換えられる(近未来)
 >・非正規職員の仕事が減る(将来)

というように、ルーチンワーカーが淘汰される流れは出来上がってしまっています。これだけは明確に認知すべきです。

 

 

「こうしろ」という答えを出せる人は存在しませんが、これから起こる流れを推測すると、ホワイトワーカーという働き方に対して、地形すら変わってしまうほどの大きな波が来ているわけですから、今後「波に乗る」「戦場を変える」というアクションを取る人が出てくることになります。

(「新しい波を作る」という選択肢もありますが、これができる人は最初から苦労しないので割愛します)

 

 

そして、このアクションはどれも、確実にハードなものにはなります。

資本主義の発達の中で「サラリーマン神話」も崩壊に向かっていますから、相応にタフな対応をしていかないと、呑まれてしまいます。

 

 

前者の波に乗る、というのは、すなわちロボットを構築する側に回る(RPAエンジニアになる)ということです。

2019/4/30追記 意見を変えるようですが、ロボットを構築する側に回るのも、「安パイ」とは言えなそうです…

www.rpahowto.com

 

 

以下の記事で過去に触れていますが、まずは個人が無償で試すことができる、かつ日本語対応しており、企業向けシェアも十分にあるUiPathあたりで、RPAにトライしてみるのがよいでしょう。

www.rpahowto.com

 

ちなみに以下のようなデメリットが存在すると考えられます。

【RPAエンジニアになることの課題・欠点】

・個人で体験、学習できる環境が十分に整っていない

・RPAを使えることが、高給取りになるためのスキル要素ではなくなってきている

・長期的にIT業界を見たとき、RPAも絶対的なツールではなくなる可能性がある

 

 

 

後者の「戦場を変える」ですが、これはさらに容易ではない選択肢です。

ブルーカラーへの「色替え」かフリーランスとして独立していくか、というのが分かりやすい選択肢でしょう。

 

色替えについては、事実として、「選ばなければ求人はある」というのは、以下のニュースの通りです。

※本当に理由が人手不足なのか、といった細かい追求は別の議論としてありますが

headlines.yahoo.co.jp

 

ただ、RPAで雇用の心配をするホワイトカラーの方にとって、カラーチェンジには抵抗があると推測されますから、望まないカラーチェンジになるケースも増えてくるのでしょう。

(このご時世、ホワイトもブルーも関係なくブラック企業は存在しますから、ホワイトが優れているとかブルーが劣るとか、そういう議論ではなく、働く方の持つ考え方として)

 

そしてあとは、フリーランスへの転身でしょうか。

こちらは、私がうだうだと述べるよりも、マナブさん(@manabubannai)のmanablogで、無料分だけでもかなりの量の情報が、非常に分かりやすくまとめられています。

具体的な実績もある方ですから、リンクでご紹介させていただきます。

※私自身も勉強させていただいています

 

 

manablog.org

 

RPAと異なり、プログラミングは個人が自宅で学習する土壌は十分に整っていますし、上記の記事以外にも、情報源も多く用意されていますから、ダメ元でも手を付けてみるのもいいと思います。

何より、面白い仕組みを思いついたときに自力でそれを形にできるというのは、とてつもない強みです。

 

ただ、この中でも「フリーランスで稼ぐのはそんなに簡単じゃないよ」とは明確に言われていますから、そのつもりで読んでくださいね。

(楽な方法があれば私も知りたいです)

 

ブルーカラー職転身の課題・欠点】

・これまでのホワイトカラーの業務経歴を活かせない場面が多々出る

・経験の活かしにくさから、転身に強い抵抗感が出る人も多く、ポジティブなマインドセットをしにくい

・移民受け入れなどの政治的な動きに雇用、賃金が左右されやすい

 

フリーランス転身の課題・欠点】

・RPAとは関係なくフリーランス志向や副業でクラウドソーシングを行う人は増加傾向にあるため競争が厳しく、特に最初は不安定

スキルアップキャリアプランを管理してくれる人がいないので、より自己管理が肝要になる

・税制などの社会上の仕組みも自身で把握または自身で税理士等と契約し、対応する必要がある

・与信などの面で不利になりやすい

 

 

まとめ

長々と書いてしまいましたが、RPAを悪魔呼ばわりして忌避することは、はっきり言えば思考停止による問題の先延ばしに過ぎませんし、結局それは自身の(ひいては日本の)競争力を停滞させることにつながります。

※誤解されるかもしれませんが、「猫も杓子もRPA」と言っている訳ではありません。RPAの「その先(=RPA活用ルールやAI時代の生き方)」も考え、見据えていく必要があります。

 

重要なのは、今起こっている流れを、押し寄せてくる波を正しく知覚し、自分にとって適切なアクションを模索することです。

一発で成功なんてほとんどの人はできませんから、RPAでもプログラミングでも、手を付けられるものから触れてみるべきでしょう。

【RPA】未だに「RPA始めるならまずBPRから」とか言ってる人がいて驚く

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つい先日、ある企業と話していたら「RPAを始める前にBPRをしっかりすることでロボットの効果を最大限にできるって提案をもらってるんです」という言葉を聞いて椅子から落ちそうになりました。

まだそんな提案するやついんのか、、、と。

 

※BPR=ビジネス・プロセス・リエンジニアリングで、業務や組織構成の抜本的な見直しです(以下参考リンク)

www.kaonavi.jp

 

 

RPAとBPRの関係性というのは、色々な場面で語られており、解釈もいくつかあるんですが、根本としてはRPAはBPRの直接的あるいは間接的な手段であると思います。

 

順序を間違えるとRPAのメリットを損なう

RPAの大きな利点は、以下の2ポイントがあります。

  • 現行業務を変えずにロボットに置き換えることで自動化できる
  • 一般的なのSIやBPRより短期間・低コストで実現できる

 

いわば「安い・早い・美味い」ですね。

 

で、今回言われている「先にBPR」なんてやっちゃうってことは、せっかく安くて早くてそのまま使える手段があるのに、敢えて高くて遅い手法をその前に持ってくるってことです。

 

BPRが終わるまでロボットは動き出せない、というか開発にも着手できないわけですから、RPAが効果を発揮し始めるのはその分遅くなってしまいます。

 

しっかりとしたBPRが必要なくらい現行業務が入り組んでいるのであれば、それこそRPAを優先して取り組むべきです。

早くて安いRPAで、BPRに腰を据えて取り組む時間を創出するという考えの方が、トータルで見た削減時間は大きくなるはずです。

(そもそもそんなに入り組んだ現行業務を走らせながら、BPRなんてやってられないですよ)

 

その上で、BPRによってRPAの効力を最大化できるような業務を構築していくのが、あるべき論ですが、理想型です。

 

そもそもRPAは作成後の修正・改善・拡張も用意ですから、アジャイル的にスピード感を持って進めるのに適していますから、ウォーターフォール的なBPRの後に配置するのは勿体ないと思うんですよね。

※細切れに、かつ頻繁に人間の判断や承認が入るような業務は、自動化による削減効果を得にくいため、例外となります 

 

 

少し話が逸れてしまいますが、「腰を据えて検討する時間をRPAによって創出する」という考えは、アンチRPAの方にこそご理解いただきたいものです。

 

いつも引用させていただいているorangeitems様の記事になりますが、

www.orangeitems.com

>効率の悪いシステムや業務フローの延命策でしかないという声も耳にします。

RPAを毛嫌いするSIの人には本当に言われていることです。

 

ただ、これだって次期をよりよいものにするための延命だとしたら、何か悪いんですかね?

自分の仕事が欲しくて「そろそろシステム更改の時期ですね!」なんてやってるよりよほど誠実ではあると思います。

 

 

それで大きいSI案件が減るのは困るというのは私だってIT企業の人間なのでそうなんですが、為す術がないからってタラタラ文句だけ言っているのは、単に時代についていけていないだけだとも思う訳です。

遅かれ早かれAIに奪われる領域だったものを、想定より早いタイミングでRPAが登場してかき乱されているのが不満なんでしょう、と。。。

 

 

まとめ

RPAとBPR、どちらが先か、と言われたら、基本的にはRPAを優先すべきです。(例外あり)

その上で、RPAでBPRのための時間を創出するという発想をもつことで、RPAとBPRは互恵関係にまで発展し得ます。

 

RPAというまだ新しい単語に反発したい気持ちから、後に回したがる人もいらっしゃると思いますが、ぜひ一度、手を触れてみてください。

RPA技術者の求人を調べたら給料低くて皮肉にもRPAの浸透を痛感した

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仕事柄、RPAの技術者を紹介したり、提案したりすることは非常に多いのですが、2017年後半あたりをピークに「RPA技術者不足」は解消に向かっているな、と感じています。

17年の末くらいだったと思いますけど、知り合いのWinActorのエンジニアで、1日に2つの現場回ったりして、1週間で7クライアントのロボット作成をしたとか言ってる人がいましたからね。

もう自分が何作ってるか分からなくなってるだろと。(実際そうだったでしょうね)

 

ブーム真っ最中は技術者の単金も高騰していた

そんな需要過多な状況だったので、当時はRPAを導入する側も、普通のプログラマ/エンジニアより割高な単金を提示されても受け入れてました。

私見ですが、当時RPAは「通常のプログラムとは違う新技術、未知の領域のスキルだ」という身構えが需要サイドにもあったりして、そもそもプログラマの単金と比較されないケースもあったかと思います

 

RPAエンジニアの求人を調べてみた

いまRPAの技術者ってどれぐらいの待遇を受けられるのかなと思って、興味本位で調べてみました。

調べたといっても、Googleで「RPAエンジニア 求人」とかで検索かけるだけなんですけど。

 

で、パッと目に飛び込んできた案件が以下のような感じ。

(別にどこか特定の会社がって話をしたいわけじゃないので、あくまで参考での記載です)

  • 年間400万円
  • 時給2,000円
  • 年収300万〜600万
  • etc

job.dmkt-sp.jp

もちろんもっと高額な募集もあるんですけど、350万〜800万みたいな幅の提示なわけで、こういうのって実際に800万で取ることなんてほぼないわけですよ。

700万〜みたいなのも稀にあるにはあるけど、これは業務内容を見ると「RPA導入ガイドラインの策定」とか、エンジニアではなくほぼコンサルタントの募集ですよね。コンサルの求人としてみるなら特段嬉しい待遇でもない。「残業代込み」とか普通に書かれてるし。

 

ざっと見回した感じ非正規であれば時給2,000円台前半が相場、1,800円が最低ラインのようです。正社員だと400万〜500万台。

 

axxis.co.jp

上記の記事によれば、Javaエンジニアの年収が平均500万くらいと言っていますから、残念ながらRPAが強力な付加価値にはなれていないということが伺えます。

 

RPAが良くも悪くもしっかり浸透している

こういうのを見て、ああ、RPAのスキルって、プログラム言語のように市民権を得てきているんだな、という前向きな気持ちよりは、もはやRPAスキルは給料を押し上げるものではなく、仕事を失わないための一手段になりつつあるというのを感じてしまって少しショックでした。

「なりつつある」なんていう表現でぼやかすのもよくないんでしょうね。

 

RPAって新しいものに慎重な日本人にしては信じられないスピードで拡大しましたが、それに合わせるように、スキルへの対価も急速にシュリンクしちゃったんだなと

 

しかも以下の記事でも触れたように、RPAってそもそも個人のためには学習環境がまだ整ってないんですよ。(UiPathなど例外はあります)

研修なんかも企業向けの価格設定が多いですし。 

getsun.hatenablog.com

 

 

なのに技術者の認定資格とかができてきて、人材の流動性を強めるような環境だけは整ってきちゃって、ヒューマンコストはダウンしていく。

RPA 技術者検定 | WINACTOR | NTT DATA

※技術者検定は転職のためという側面もゼロではないと思いますが、クライアントに対するエンジニアとしてのスキル証明という面で非常に役に立つものです

 

 

状況を前向きに捉える

嘆くような書き方をしてしまいましたが、逆に(無理矢理前向きに)言えば、RPAは基本的にプログラミング言語より習得は早いものですから、学習する環境さえあれば、比較的短期間の訓練でJava等のエンジニアに近い給与を得られるチャンスがあるということでもあります。

学習する環境さえあれば、ね・・・。

 (そういう点では、UiPathの個人向けのツール無償開放は素晴らしい施策ですね)

getsun.hatenablog.com

 

 

ITに限らず技術に対する対価が支払われにくいという日本の性質が存分に発揮されてしまっていますが、人によっては安くて早い収入アップの選択肢を得られるということもあり得るよ、という希望も見出していきたいですね。

【RPA】【無料】WinActorの関連情報取得、技術相談を効率的に実施する4つの方法

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勢いのすごいRPA。

その情報取得は効率的に行いたいものです。

 

マーケット全体に関する情報なら、IT系のメディアのニュースなどを見ることでも取得することができますが、貴方が既に特定の製品を利用しているなら、その製品に関する動向の押さえ方は、一工夫がいるのではないでしょうか。

 

また、技術面で躓いたときに、どのサイトを参照すると、効率よく問題を解決することができるでしょうか。

もちろんお抱えのベンダさんがいれば、そこに相談するのが最速ですが、あまり細かい相談はサポート扱いで有料だったり、ベンダさんが多忙でレスポンスがなかったり、ということもあるでしょう。

 

今回は、特にシェアが大きく、利用者の多いWinActorに特化して、そういった情報収集を効率的に実施できるサイトを集めました。

もちろん、すべて無料で利用可能で、日本語サイトです

 

 

 

①【製造元公式サイト】NTT-AT WinActor製品サイト

winactor.biz

まずは開発元であるNTT-ATの公式サイトです。

ニュースリリースは以下のリンクから直接アクセス可能です。

お知らせ | WinActor® | 業務効率を劇的にカイゼンできる純国産RPAツール

 

でも、製品の開発元なのにドメインが「.biz」なんですね。

先に「.jp」「.com」とかの有力なドメイン取られちゃったんでしょうか。

(そんなことあり得るのか・・・?)

あるいは、何らかの信念のもとにこのドメインを選択しているのでしょうか。

 

その影響なのか、「WinActor」で検索しても順位低いです。

 

 

【利点】

・開発元のサイトのため、WinActorの公式情報をどこよりも早く入手できる。

 

【欠点】

メールマガジン等のプッシュ的な情報は得られないため、自分で定期的にアクセスする必要がある

・NTT-ATは直接の販売は実施していないため、製品に関する全般的なニュースが大半であり、代理店ごとの施策などの情報は得られない

 

②【メールマガジンあり】NTTデータ WinActor製品サイト

winactor.com

WinActorで検索すると最上位に表示されるのが、NTT-ATのサイトではなくこちらです。(2019年4月1日時点)

よく製品公式サイトと間違えられると聞きました。そりゃ「.com」ドメインで検索1位ならね。

NTTデータ公式サイト」ってのも絶妙に紛らわしいですよね。というかスリードを誘っているようにしか見えない

 

 

代理店として最大の規模を誇り、参加にいる販売特約店(代理店とは呼ばない・・・?)も非常に多いですが、それを生かしてセミナー情報なども豊富です。

 

メールマガジン「RPAニュース」で情報をプッシュで受け取れるのも、毎回サイトをチェックしなくてよいのでありがたいです。

以下のURLから申し込み可能です。

winactor.com

 

【利点】

メールマガジンで情報をプッシュ的に受け取れる

セミナー情報なども豊富

 

【欠点】

・あくまで一代理店のサイトなので、製品公式情報が最速でない可能性がある

NTTデータの傘下にいない代理店もおり、これらの代理店の情報は得られない

 

③【WinActorのFAQなら】公式FAQサイト

www.matchcontact.net

WinActorの製造元の公式FAQサイトです。

問題別の分類などもされており、検索ももちろん可能ですから、困ったときはまずのぞいてみるのがよいでしょう。

 

利点

・製造元公式のFAQのため、回答の信頼度が高い

 

欠点

・(強いて挙げるなら)検索がAIやチャットボットなどではなく従来型のDB検索

 

 

④【無料で技術相談がしたい】WinActorユーザーフォーラム

winactor.com

前述のNTTデータが運営する技術相談の掲示板的サイトです。

WinActorに特化した「Yahoo!知恵袋とイメージするのが一番分かりやすいと思います。

高い頻度で書き込みがなされているあたり、運営元であるNTTデータのSEなどが見てくれているのかもしれません。

 

掲示板で会話するようなスタイルですから、FAQだと全般的な事象に対するQAが多いですが、より各人の個別の事象に踏み込んだ相談も可能で、何より無料です

社外のエンジニアを雇う予算がないという方は利用してみるとよいでしょう。

 

利点

・1,000近いユーザ(2019.4.1時点)がおり、FAQで得られなかった質問などによりタイムリーに回答がもらえる可能性が高い

・FAQでは得にくい、個別具体的な事象に対しても相談できる

 

欠点

・あくまでWinAcor利用者の互助のための仕組みであり、製造元公式の回答ではない(ただし、NTTデータの運営による監視はされている模様)

 

 

 

各代理店のサイトにも掲載されているのですが、特に公式性が高かったり、収集効率の良いページをご紹介させていただきました。

WinActorでお困りの方は、ぜひ活用してみてください。

 

 

RPA ホワイトカラー革命 (日経ムック)
 

 

【無料】【UiPath】個人でも自宅でRPAを体験する方法〜ロボット時代を生きるために

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「ルーチンワーカー」がRPAに仕事を奪われないためにできることの選択肢の一つとして、「RPAを作る側に転換する」がありますが、ほとんどの方にとって「そんな簡単に言うなや」というのが本当のところだと思います。

多分、「YouTuberで一山当てれば楽に暮らせるのに」とか「まだ消耗しながらサラリーマンやってるの?」とか言われるのと同じ感覚なんじゃないかと。

周りに「そんな会社やめて他に移った方がいいよ」と散々言われても、ブラックな会社に根を張って動けない人とかも、同じ考え方なんでしょうね。

 

だからといって、クリエイティブ職を志すとか、士業の資格を取得するってのももちろん違います。ほとんどの場合、できるならそうしてるはずですから。

 

じゃあなぜ「簡単に言うな」と感じるのか、ということを考えてみると、相手を知らないから否定的になっているという方も多いかと思います。

 

そういう方は、RPAが具体的にどういうものなのか、どうやってロボットが作られて、ルーチンワークを自動化するのか、というのを体験した方がいいと思うんですよね。

その上で、「自分でもできそう」となったら儲けものです。

「やっぱり自分には無理だ」となる方もいるでしょうが、得体の知れない相手に仕事を奪われる漠然とした恐怖より、少しでも相手が見えた方が、今の立ち位置で粘るのか、潔く退くのか、といった今後の指針も考えやすいのではないでしょうか。

 

RPAは体験環境に課題が多い

とはいえ、多くのRPAは、個人が家庭で触れることを想定、考慮されていないBtoB製品です。

 

getsun.hatenablog.com

 別エントリーでも触れていますが、国内シェアNo1で、操作の簡易性や価格の安さを謳っているWinActorですら、個人が気軽に触れるエディションは用意されていません。

それでいて、ロボットを作成できる「フル機能版」は90万円と、RPAとしては廉価かもしれませんが、個人で購入できるものでは到底ありません。

このようなツールは一般人に裾野を広げてデファクトを獲得するような戦略の方が、長期的にはプラスに働くと思うのですが、現状WinActorの技術者は、ベンダー内部のエンジニアか、WinActor利用企業内で研修と実践を経て教育された人材がほとんどです。

このあたりは、NTTに何かしら他の製品戦略があるのでしょう。

 

無償のハンズオンセミナーなどで触れるチャンスもありますが、結局受講後に自分で気軽に触れる環境はありません。

本当は、自宅などで空き時間に体験するくらいの気軽さがあった方がいいですよね。

 

無償でDLできるRPAもある

国内No1ということでWinActorを例に挙げましたが、他のRPAツールは価格もより高かったり、そもそもWindowsServer環境が必要だったりと、やはり個人の手に届かないことが多いです。

ただ、全滅という訳ではなく、無償でRPAを体験する選択肢はいくつか存在します

 

今回は、UiPathについて触れてみます。

www.uipath.com

 

「いくつか」の選択肢がある中でUiPathを推薦するのは、「日本語対応が完了していること」「日本のRPA市場においても十分なシェアを持っていること」からです。

 

ライバルのWinActorは2,000社を超えていて後塵を拝してはいますが、UiPathも国内で2019年3月時点で900社以上の導入実績があります。

 

そんなUiPathですが、個人的な利用は無料でOKなんです。

というか、売上500万$(約5億5千万)以下の企業や非営利団体教育機関なども無償利用可能です。

大きな売り上げの見込めない先には、いっそ無償開放してしまうという、なかなか日本企業にはできない思い切った戦略ですね。

教育機関無償で、子どもへの製品のインプットにもなるのかもしれません。

 

実際にUiPathを使ってみる

無料で利用できるのは「UiPath Studio Community Edition」というバージョンです。

まずは公式サイトにアクセスしましょう。

www.uipath.com

 

いくつかDLリンクまでの導線は種類がありますが、右上の「トライアルの開始」→「Community Editionを使用する」が一番確実でしょうか。

 

 

①トライアルの開始

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UiPath公式サイトTOP画面

 

②Community Editionを使用する

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Community Editionを選択しましょう

ダウンロードページに氏名やメールアドレスを記入したら、UiPathをDLできるようになります。

 

③必要事項を入力し、ダウンロード

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これでダウンロードできます




 

ダウンロードリンクが、入力したアドレスに送信されます。

 

 

まずはこれでRPAの操作感や難易度、使える場面など、感覚を掴んでみましょう。

 

手ごたえを感じられるようなら、このままUiPathを勉強するか、他のRPAツールを本格的に勉強するかの判断になります。

(このあたりは、別エントリーで触れていきます)

 

getsun.hatenablog.com

 過去のエントリーで触れていますが、WinActorでは研修や教本などが充実してきています。

※その反面、ソフトそのものは企業内でしか触れないので、個人が勉強する環境としてはまだまだです

 

【2019.4.16追記】

WinActorの無償ハンズオン情報も書きました

 

www.rpahowto.com

 

 

【RPA】【WinActor】ロボットに殺されない派遣社員になること〜RPAとの共生

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重要なことなので、本ブログではこの表現を何度も繰り返すことになると思うのですが、業務効率化ツールの急激かつ急速な進化と浸透で、ルーチンワーカーは淘汰されます

これ自体は大昔から言われていることでしょうけれど、RPAは、この流れの中では明確なゲームチェンジャーになります。

 

そして、その流れに真っ先に呑まれるのは、派遣社員のような非正規雇用です。

 

RPAに仕事を奪われないために派遣社員にできることの一つに、「自分がRPAエンジニアになる」という選択肢が挙げられます。

ミイラがミイラ取りになればよいのです。

 

 

 

既に人材派遣会社はRPAをサービス化

非正規の雇用が危ない、というのは、つまり人材派遣会社としては経営の根幹を揺るがす重大な問題ですが、この流れに対して、多くの人材派遣会社は「自分たちのサービスにRPAを取り込む」という対応を取っています。

resocia.jp

persol-tech-s.co.jp

www.manpowergroup.jp

 

www.pasona.co.jp

 

一言で、「RPAをサービスに取り込む」としましたが、実際には各社ごとにRPAとのつき合い方は様々です。

  • 自社社員をRPA人材として育成し、高付加価値な人材として派遣する
  • RPAコンサルまで手がけて、その後の運用人材の枠を創出する
  • RPA操作研修を開催する

 

人材派遣にもRPAスキルの存在感が高まっている

ある展示会で、出展していた人材派遣会社のRPAサービス部門の方と話をする機会があったのですが、やはり既にRPAスキルは人材派遣業においてもその重要度をかなり増していると行っていました。

RPAのスキルや経験を、経歴に書いてアピールするケースも出てきているし、実際にそれで価値が高い人材と見てもらえるそうです。

 

人材派遣会社は多くがWinActorと提携

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RPAサービスを手がける人材派遣会社は珍しくないですが、その大半がNTT-AT社のWinActorを担いでいます。

これは以下のような背景があると思われます。

  • 国内シェアNo.1であること
  • 国産ツールであり、日本語ベースで開発されていること
  • RPAツールの中でも技術習得の難度が低く、人材を育成しやすいこと
  • 各代理店がヘルプデスクを有しており、サポートを受けやすいこと

 

WinActor技術者になるための施策類

RPA人材のニーズが高まる中で、開発を行っているNTT側でも、制度設計や関連サービスを充実させています。

①技術者検定の開始

RPAの技術レベルを「アソシエイト」「エキスパート」「プロフェッショナル」とレベルを分けて資格認定する取り組みが2018年から始まっています。

watest.jp

 

先ほど「経歴にRPAスキルや経験をアピール」という話がありましたが、まさにこの延長で、資格欄や名刺にRPAのレベルを記載することができるようになったのです。

 

②技術者研修サービスの拡充

技術研修サービスもかなり増えてきています。

また、これらの研修も検定同様に、初級・中級・・・といった形で、レベル分けされています。

www.edifist.co.jp

resocia.jp

www.persol-pt.co.jp

人材派遣会社以外の企業でも、研修を開講しています。

 

③検定対策本の販売

2019年2月には、NTTデータヒューマンアカデミーにより①の検定の対策本が発売されています。

【RPA技術者検定受験者必見!】NTTデータ監修の検定対策本(電子書籍)が発刊されました! | RPA 国内シェアNo.1 「WinActor(ウィンアクター)」|NTTデータ公式サイト

RPAコンサルなんてやっていながらお恥ずかしいですが、個人的には検定の勉強は紙でやりたい派なので、電子書籍オンリーはちょっと残念です。

というか、「WinActorのソフトは自前で」って、会社でしか勉強できないってことですが、これはどう考えているんだろう。

 

私でもRPA技術者になれるの?という不安

不安としてはごもっともだと思います。

ただ、RPA、少なくとも今回紹介したWinActorを扱うのにプログラマとしてのバックボーンやスキルは必要ありません

 

 

とはいえ、「分岐って何?」という方には厳しいのも事実です。

Excelマクロが抵抗なく扱える方であれば、大丈夫と思っていただいてよいでしょう。

 

不安な方は、一度代理店が開催しているWinActorの無償ハンズオンセミナーに参加すると、感覚がつかめるかと思います。

 

恐れることなく、一度体感してみることを、お勧めいたします。

 

課題は学習環境

とはいえ、RPAは現状BtoBサービスであり、個人向けの販売はされていないことが多いです。

RPA研修や教材の価格を見ても、企業が自社の社員向けに受けさせることを前提にした価格帯になっていたりするように見受けられますね。

今回触れませんでしたが、UIPathは個人でもDL(しかも無償!)し、勉強できる有力なRPAツールです

逆に、広い層をターゲットにしているはずのWinActorは、技術者を養成する環境が企業内にしかなく、門戸を万人に向けたいのか狭めたいのか、よくわかりませんね。

 

早くMicroSoftがオリジナルのRPAを、一般層向けに安価に販売する時代が来てほしいものです・・・。

getsun.hatenablog.com