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RPA、ときどき雑記

【無料】【UiPath】個人でも自宅でRPAを体験する方法〜ロボット時代を生きるために

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「ルーチンワーカー」がRPAに仕事を奪われないためにできることの選択肢の一つとして、「RPAを作る側に転換する」がありますが、ほとんどの方にとって「そんな簡単に言うなや」というのが本当のところだと思います。

多分、「YouTuberで一山当てれば楽に暮らせるのに」とか「まだ消耗しながらサラリーマンやってるの?」とか言われるのと同じ感覚なんじゃないかと。

周りに「そんな会社やめて他に移った方がいいよ」と散々言われても、ブラックな会社に根を張って動けない人とかも、同じ考え方なんでしょうね。

 

だからといって、クリエイティブ職を志すとか、士業の資格を取得するってのももちろん違います。ほとんどの場合、できるならそうしてるはずですから。

 

じゃあなぜ「簡単に言うな」と感じるのか、ということを考えてみると、相手を知らないから否定的になっているという方も多いかと思います。

 

そういう方は、RPAが具体的にどういうものなのか、どうやってロボットが作られて、ルーチンワークを自動化するのか、というのを体験した方がいいと思うんですよね。

その上で、「自分でもできそう」となったら儲けものです。

「やっぱり自分には無理だ」となる方もいるでしょうが、得体の知れない相手に仕事を奪われる漠然とした恐怖より、少しでも相手が見えた方が、今の立ち位置で粘るのか、潔く退くのか、といった今後の指針も考えやすいのではないでしょうか。

 

RPAは体験環境に課題が多い

とはいえ、多くのRPAは、個人が家庭で触れることを想定、考慮されていないBtoB製品です。

 

getsun.hatenablog.com

 別エントリーでも触れていますが、国内シェアNo1で、操作の簡易性や価格の安さを謳っているWinActorですら、個人が気軽に触れるエディションは用意されていません。

それでいて、ロボットを作成できる「フル機能版」は90万円と、RPAとしては廉価かもしれませんが、個人で購入できるものでは到底ありません。

このようなツールは一般人に裾野を広げてデファクトを獲得するような戦略の方が、長期的にはプラスに働くと思うのですが、現状WinActorの技術者は、ベンダー内部のエンジニアか、WinActor利用企業内で研修と実践を経て教育された人材がほとんどです。

このあたりは、NTTに何かしら他の製品戦略があるのでしょう。

 

無償のハンズオンセミナーなどで触れるチャンスもありますが、結局受講後に自分で気軽に触れる環境はありません。

本当は、自宅などで空き時間に体験するくらいの気軽さがあった方がいいですよね。

 

無償でDLできるRPAもある

国内No1ということでWinActorを例に挙げましたが、他のRPAツールは価格もより高かったり、そもそもWindowsServer環境が必要だったりと、やはり個人の手に届かないことが多いです。

ただ、全滅という訳ではなく、無償でRPAを体験する選択肢はいくつか存在します

 

今回は、UiPathについて触れてみます。

www.uipath.com

 

「いくつか」の選択肢がある中でUiPathを推薦するのは、「日本語対応が完了していること」「日本のRPA市場においても十分なシェアを持っていること」からです。

 

ライバルのWinActorは2,000社を超えていて後塵を拝してはいますが、UiPathも国内で2019年3月時点で900社以上の導入実績があります。

 

そんなUiPathですが、個人的な利用は無料でOKなんです。

というか、売上500万$(約5億5千万)以下の企業や非営利団体教育機関なども無償利用可能です。

大きな売り上げの見込めない先には、いっそ無償開放してしまうという、なかなか日本企業にはできない思い切った戦略ですね。

教育機関無償で、子どもへの製品のインプットにもなるのかもしれません。

 

実際にUiPathを使ってみる

無料で利用できるのは「UiPath Studio Community Edition」というバージョンです。

まずは公式サイトにアクセスしましょう。

www.uipath.com

 

いくつかDLリンクまでの導線は種類がありますが、右上の「トライアルの開始」→「Community Editionを使用する」が一番確実でしょうか。

 

 

①トライアルの開始

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UiPath公式サイトTOP画面

 

②Community Editionを使用する

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Community Editionを選択しましょう

ダウンロードページに氏名やメールアドレスを記入したら、UiPathをDLできるようになります。

 

③必要事項を入力し、ダウンロード

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これでダウンロードできます




 

ダウンロードリンクが、入力したアドレスに送信されます。

 

 

まずはこれでRPAの操作感や難易度、使える場面など、感覚を掴んでみましょう。

 

手ごたえを感じられるようなら、このままUiPathを勉強するか、他のRPAツールを本格的に勉強するかの判断になります。

(このあたりは、別エントリーで触れていきます)

 

getsun.hatenablog.com

 過去のエントリーで触れていますが、WinActorでは研修や教本などが充実してきています。

※その反面、ソフトそのものは企業内でしか触れないので、個人が勉強する環境としてはまだまだです

 

【2019.4.16追記】

WinActorの無償ハンズオン情報も書きました

 

www.rpahowto.com