もう時間が経ってしまって今更なんですが、東京マラソンを走っていて驚いたのが、沿道の人から頂ける声援と、差し入れです。
よくマラソン選手や、マラソンに参加した有名人なんかがレース後のインタビューで「沿道の声援にも力をいただいて~」って言うのを見ますけど、本当に力になるんですね。
マラソンは初参加だったので、いい意味でカルチャーショックを受けました。
見ず知らずの、遅い一般人にも声援をくれる
知り合いがやってきたら全力で応援する、とかはイメージできるんです、もちろん。
今は応援アプリで、リアルタイムに知り合いの位置なんかも特定できますから、いつ来るかわからない知り合いを何時間も待ちぼうける、ということもありません。
ただ、沿道の方って、本当に見ず知らずの私なんかにも、「頑張れ!ここまで来ればあとちょっとだ!」とか言って下さるんですよね。
ハイタッチとかしてくださる方もたくさんいました。
2019年の東京マラソンはガッツリ雨が降る中でした。走っている我々と違って、応援では同じところに留まらざるを得ないから体力も奪われるでしょうに、本当にありがたいことです。
公式の給食は王道メニュー
大会側で提供してくれる給食は、5km地点以降定期的に提供される水・スポーツドリンクの他、マラソンの給食としては王道モノが揃えられていました。
【給食一覧】
・バナナ:17km、32km、38km
・パン:27km
・みかん:22km、27km、38km
・ブドウ糖:27km、38km
・梅干:27km、38km
・チョコ:32km、38km
・ようかん:22km
・ゼリー:22km
・塩飴:17km、32km
ちなみにゼリーはカロリーメイトでした。
ただ疲労と寒さで手が思うように動かず、ロードサイドにいる大会ボランティアの方に開けてもらいました…。
私は5時間以上かかっていますが、数もしっかり用意されていて、売り切れ!ということはありませんでした。
スタート前にも配給がある
東京マラソンは都庁前からスタートします。
このスタート地点の近く(選手の待機スペース)にも、大会側で配給を用意してくれていて、色々なものがもらえます。
バナナ、みかん、ポカリスウェットのゼリー、アミノ酸のサプリです。
写っていませんが、サプリを飲むための水ももらえますし、ゴミ箱も用意されています。おもてなしの精神。
ちなみにこのバナナ、すごく美味しかったです。(純粋に美味しかったので語彙力が死んでいる)
一人一回という制限もないので、その気になれば食べ放題ですが、フルマラソン前にはやめた方がいいですね。
沿道の人がとにかく差し入れをくれる
記事のタイトルにもしている部分ですが、とにかくたくさんの人が、沿道から差し入れをくださいました。
沿道の方は、「ガンバレ」的なボードなんかを持っている方も多いのですが、5kmか10kmくらいからですかね、「飴どうぞ!」「給チョコだよ!」みたいなボードが現れ始めます。
15km、20kmとランナーの疲労が目に見え始める地点になってくると、1kmの間に少なくとも2人、多い区間では1kmに5人以上という頻度で、差し入れをしてくださいました。
もちろんこれらの差し入れ、自分の知り合いだけのためじゃなくて、通り過ぎていく3万8千人のために出してくれているんです。
エネルギーを切らさないためにも、という理由で自分を納得させて、このご厚意に、しっかり甘えさせてもらいました。
↓の記事でも書きましたが、自分で用意した携行食も含めると、42kmの間に100回以上、何かしらのものを口にしているんじゃないかな…(笑)
全力で甘えたこのご厚意へのお礼の気持ちを込めて、いただいた差し入れを一覧にして書いてみたいと思います。
(メモしながら走っていたわけではなく記憶を辿りながらなので、抜け漏れもあります)
【いただいた差し入れ~王道編~】
口にしやすく、エネルギーになりやすい、あるいは疲労の回復を助けるようなマラソン中の食事の王道モノの差し入れが以下の通りです。
・チョコ(ほとんどは個包装の小さいやつ)
・飴
・バナナ
・みかん
・リンゴ
・黒糖
チョコは、沿道の差し入れ全体の6~7割くらいを占めていたと思います。
その次に多かったのが飴でした。
タブレットは口の中で溶けやすいので、ありがたかったです。
【いただいた差し入れ~変わり種編~】
・桃
→フルーツって意味ではバナナやみかんと同じくくりですけど、桃がいただけるとは予想外でした
・鼻セレブ
→寒さと闘いながらのレースでしたから、非常に助かった。鼻水を処理できると、呼吸が格段に楽になるんですよね。ランナー心理をしっかり汲んでくださった差し入れでした。
→20kmを超えてからどんどん増えました。増上寺のあたりには久光製薬が公式に出しているエアーサロンパスの配布ブースまであるくらいです。
・スナック菓子
→ポテチやポッキー、ハッピーターンにチーズおかきなんかもありました。
・ミルクティー
・コーラ
・味噌汁
→糖分や塩分を補ってくれますね。冷えた体に味噌汁は沁みました。コーラは一気に飲んでしまったので炭酸でちょっと苦しくなりました。
・人形焼
→こういう地元のお菓子が出てくるの、いいですよね。糖分も補給できて、元気になりました。
→まさかマラソン中にカツサンド食べるとは夢にも思ってなかったけど、ギャップの分うれしかったし美味しかったです。
・玉こんにゃく
→27kmくらいの地点だったと思うんですが、固形物が欲しいなという所で目について、興奮してもらいに行きました。しかしまさかピリ辛とは・・・(笑)
・赤ワイン
→一番衝撃だった差し入れ。しかもレース中2回も(笑) どっちも飲んだけど。
ちなみに「自己責任で」としっかりボードに書かれてましたよ。
ゴミは道に捨てないように
当たり前のモラルの話ですね。
レース中は、コースのところどころにボランティアの方が立っていて、ゴミ捨て用のビニール袋を持っている方も多いです。(体感では200mもあれば1人はいる)
ちゃんと、ボランティアの方に渡すなどするようにしましょう。
声援と差し入れを本当にありがとうございました
あの雨の中、ランナーはずっと走っているから、寒さを感じるにしても限定的なんですが、沿道の方は基本的に大きく動かないんですよね。
しかも、地点によりますが、先頭集団と最後尾ランナーでは4時間差とかもあるわけですから、それだけの時間を寒空の下で声援を送り続けるというのは、本当に大変なことだと思います。
見ず知らずの、タイム的にも遅いランナーにまで全力で声をかけてくださったことに対して、今更ですけど厚く御礼申し上げたい所存でございます。